中臣宅守と狭野弟上娘子の贈答歌(8)・・・巻第15-3759~3762

訓読 >>> 3759たちかへり泣けども我(あ)れは験(しるし)なみ思ひわぶれて寝(ぬ)る夜(よ)しぞ多き 3760さ寝(ぬ)る夜(よ)は多くあれども物思(ものも)はず安く寝る夜は実(さね)なきものを 3761世の中の常(つね)の理(ことわり)かくさまになり来(き)にけらしすゑし種(たね)から 3762我妹子(わぎもこ…