中臣宅守と狭野弟上娘子の贈答歌(9)・・・巻第15-3763~3766

訓読 >>> 3763旅と言へば言(こと)にぞ易(やす)き術(すべ)もなく苦しき旅も言(こと)にまさめやも 3764山川(やまがは)を中に隔(へな)りて遠くとも心を近く思ほせ我妹(わぎも) 3765まそ鏡(かがみ)懸(か)けて偲(しぬ)へと奉(まつ)り出(だ)す形見(かたみ)のものを人に示すな 3766愛(うるは)しと…