我が背子が朝けの形能く見ずて・・・巻第12-2841~2842

訓読 >>> 2841我(わ)が背子(せこ)が朝けの形(すがた)能(よ)く見ずて今日(けふ)の間(あひだ)を恋ひ暮らすかも 2842我(あ)が心ともしみ思ふ新(あら)た夜(よ)の一夜(ひとよ)もおちず夢(いめ)に見えこそ 要旨 >>> 〈2841〉私の夫が朝早くお帰りになる時の姿をよく見ないで、一日中物足りなく寂し…