君が使を待ちし夜のなごりぞ・・・巻第12-2944~2946

訓読 >>> 2944人言(ひとごと)を繁(しげ)みと妹(いも)に逢はずして心のうちに恋ふるこのころ 2945玉梓(たまづさ)の君が使(つかひ)を待ちし夜(よ)のなごりぞ今も寐(い)ねぬ夜(よ)の多き 2946玉桙(たまほこ)の道に行き逢ひて外目(よそめ)にも見ればよき子をいつとか待たむ 要旨 >>> 〈2944〉人の噂…