有馬皇子を偲ぶ歌・・・巻第2-143~146

訓読 >>> 143磐代(いはしろ)の岸の松が枝(え)結びけむ人は帰りてまた見けむかも 144磐代の野中(のなか)に立てる結び松(まつ)心も解けずいにしへ思ほゆ 145天(あま)翔(がけ)りあり通ひつつ見らめども人こそ知らね松は知るらむ 146後(のち)見むと君が結べる磐代の小松がうれをまた見けむかも 要旨 >>> …