東歌(6)・・・巻第14-3358~3360

訓読 >>> 3358さ寝(ぬ)らくは玉の緒(を)ばかり恋ふらくは富士の高嶺(たかね)の鳴沢(なるさは)のごと[或る本の歌に曰く] ま愛(かな)しみ寝らく重(し)けらくさ鳴らくは伊豆の高嶺の鳴沢なすよ[一本の歌に曰く] 逢へらくは玉の緒(を)及(し)けや恋ふらくは富士の高嶺の鳴沢なすも 3359駿河(するが)の海お…