大和の国のこころ、万葉のこころ
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雨降らずとの曇る夜の・・・巻第3-302、370
訓読 >>> 302子らが家道(いへぢ)やや間遠きをぬばたまの夜(よ)渡る月に競(きほ)ひあへむかも 370雨降らずとの曇(ぐも)る夜(よ)のしめじめと恋ひつつ居(を)りき君待ちがてり 要旨 >>> 〈302〉妻が住む家までの道のりはやや遠いけれど、夜空を渡る月に負けずに行き着けるだろうか。 〈370〉雨は降らないが…