大和の国のこころ、万葉のこころ
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大伴家持と紀女郎の歌(6)・・・巻第8-1510
訓読 >>> なでしこは咲きて散りぬと人は言へど我(わ)が標(し)めし野の花にあらめやも 要旨 >>> なでしこは咲いて散ったと人は言いますが、私が標をした野のなでしこでしょうか、そんなはずはない。 鑑賞 >>> 大伴家持が、紀女郎に贈った歌。「標め」は、自分のものとしてつける目印。「あらめやも」の「やも…