月しあれば明くらむ別も知らずして・・・巻第11-2664~2666

訓読 >>> 2664夕月夜(ゆふづくよ)暁闇(あかときやみ)の朝影(あさかげ)に吾(わ)が身はなりぬ汝(な)を思ひかねに 2665月しあれば明(あ)くらむ別(わき)も知らずして寝(ね)て吾(わ)が来(こ)しを人見けむかも 2666妹(いも)が目の見まく欲しけく夕闇(ゆふやみ)の木(こ)の葉(は)隠(ごも)れる月…