白栲の袖をはつはつ見しからに・・・巻第11-2409~2411

訓読 >>> 2409君に恋ひうらぶれ居(を)れば悔(くや)しくも我(わ)が下紐(したひも)の結(ゆ)ふ手いたづらに 2410あらたまの年は果つれどしきたへの袖(そで)交(か)へし児(こ)を忘れて思へや 2411白栲(しろたへ)の袖(そで)をはつはつ見しからにかかる恋をも我(あ)れはするかも 要旨 >>> 〈2409〉あ…