佐保山を凡に見しかど・・・巻第7-1333~1335

訓読 >>> 1333佐保山(さほやま)を凡(おほ)に見しかど今見れば山なつかしも風吹くなゆめ 1334奥山の岩に苔生(こけむ)し畏(かしこ)けど思ふ心をいかにかもせむ 1335思ひあまりいたもすべ無(な)み玉たすき畝傍(うねび)の山に我れ標(しめ)結(ゆ)ひつ 要旨 >>> 〈1333〉これまでは佐保山を大して気にも留…