朝霜の消なば消ぬべく・・・巻第11-2458~2461

訓読 >>> 2458朝霜(あさしも)の消(け)なば消(け)ぬべく思ひつついかにこの夜(よ)を明かしてむかも 2459我(わ)が背子(せこ)が浜(はま)行く風のいや急(はや)に急事(はやごと)増して逢はずかもあらむ 2460遠き妹(いも)が振り放(さ)け見つつ偲(しの)ふらむこの月の面(おも)に雲なたなびき 2461山…