何処にか我が宿りせむ・・・巻第3-274~277

訓読 >>> 274我(わ)が舟は比良(ひら)の港に漕ぎ泊(は)てむ沖へな離(さか)りさ夜(よ)更けにけり 275何処(いづく)にか我(わ)が宿(やど)りせむ高島(たかしま)の勝野(かちの)の原にこの日暮れなば 276妹(いも)も我(あ)れも一つなれかも三河なる二見(ふたみ)の道ゆ別れかねつる 277早(はや)来て…