馬並めていざ打ち行かな・・・巻第17-3952~3955

訓読 >>> 3952妹(いも)が家に伊久里(いくり)の森の藤の花今来(こ)む春も常(つね)かくし見む 3953雁(かり)がねは使ひに来(こ)むと騒(さわ)くらむ秋風寒みその川の上(へ)に 3954馬(うま)並(な)めていざ打ち行かな渋谿(しぶたに)の清き礒廻(いそみ)に寄する波(なみ)見に 3955ぬばたまの夜は更(…