葦べ行く鴨の羽がひに・・・巻第1-64

訓読 >>> 葦(あし)べ行く鴨(かも)の羽(は)がひに霜(しも)降りて寒き夕べは大和し思ほゆ 要旨 >>> 葦が生い茂る水面を行く鴨の羽がいに霜が降っている。このような寒い夕暮れは、大和のことがしみじみ思い出される。 鑑賞 >>> 志貴皇子の歌。慶雲3年(706年)に、文武天皇(持統天皇の孫、軽皇子)に随行…