防人の歌(22)・・・巻第20-4370

訓読 >>> 霰(あられ)降り鹿島(かしま)の神を祈りつつ皇御軍(すめらみくさ)に我れは来(き)にしを 要旨 >>> 武神であられる鹿島の神に祈りを捧げながら、天皇の兵士として私はやってきたものを。 鑑賞 >>> 常陸国の防人、上丁、大舎人部千文(おおとねりべのちふみ)の歌。「霰降り」は、あられが降って喧…