大和の国のこころ、万葉のこころ
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思はぬに時雨の雨は降りたれど・・・巻第10-2224~2227
訓読 >>> 2224この夜らはさ夜(よ)更(ふ)けぬらし雁(かり)が音(ね)の聞(きこ)ゆる空ゆ月立ち渡る 2225我(わ)が背子(せこ)がかざしの萩(はぎ)に置く露(つゆ)をさやかに見よと月は照るらし 2226心なき秋の月夜(つくよ)の物思ふと寝(いね)の寝(ね)らえぬに照りつつもとな 2227思はぬに時雨(しぐれ…