朝にゆく雁の鳴く音は・・・巻第10-2133~2137

訓読 >>> 2133秋の田の我(わ)が刈りばかの過ぎぬれば雁(かり)が音(ね)聞こゆ冬かたまけて 2134葦辺(あしへ)なる荻(をぎ)の葉さやぎ秋風の吹き来るなへに雁(かり)鳴き渡る [一云 秋風に雁が音聞こゆ今し来らしも] 2135おしてる難波(なには)堀江(ほりえ)の葦辺(あしへ)には雁(かり)寝たるかも霜(し…