たらちねの母の命の言にあらば・・・巻第9-1774~1775

訓読 >>> 1774たらちねの母の命(みこと)の言(こと)にあらば年の緒(を)長く頼め過ぎむや 1775泊瀬川(はつせがは)夕(ゆふ)渡り来て我妹子(わぎもこ)が家の金門(かなと)に近づきにけり 要旨 >>> 〈1774〉母の言われることなので、気をもたせたまま長くやり過ごすことなどありましょうや。 〈1775〉泊瀬川…