大和の国のこころ、万葉のこころ
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遣新羅使人の歌(29)-3674~3675
訓読 >>> 3674草枕(くさまくら)旅を苦しみ恋ひ居(を)れば可也(かや)の山辺(やまへ)にさを鹿(しか)鳴くも 3675沖つ波高く立つ日に逢(あ)へりきと都の人は聞きてけむかも 要旨 >>> 〈3674〉旅の苦しさに故郷を恋しく思い出していると、可也の山辺で牡鹿が、妻を呼んで鳴きたてている。 〈3675〉沖の波が高…