防人の歌(36)・・・巻第20-4405

訓読 >>> 我(わ)が妹子(いもこ)が偲(しぬ)ひにせよと付(つ)けし紐(ひも)糸になるとも我(わ)は解(と)かじとよ 要旨 >>> わが妻が、私を偲ぶよすがにして下さいと付けてくれた着物の紐、たとえ糸のように細くなろうとも、解いたりなんかしない。 鑑賞 >>> 上野国の防人、朝倉益人(あさくらますひと…