潮干なば玉藻刈りつめ・・・巻第3-360~362

訓読 >>> 360潮干(しほひ)なば玉藻(たまも)刈りつめ家の妹(いも)が浜づと乞(こ)はば何を示さむ 361秋風の寒き朝明(あさけ)を佐農(さぬ)の岡(おか)越ゆらむ君に衣(きぬ)貸さましを 362みさご居(ゐ)る磯廻(いそみ)に生(お)ふるなのりその名は告(の)らしてよ親は知るとも 要旨 >>> 〈360〉潮が…