東歌(40)・・・巻第14-3504~3506

訓読 >>> 3504春へ咲く藤(ふぢ)の末葉(うらば)のうら安(やす)にさ寝(ぬ)る夜(よ)ぞなき子ろをし思(も)へば 3505うちひさつ宮の瀬川(せがは)のかほ花(ばな)の恋ひてか寝(ぬ)らむ昨夜(きそ)も今夜(こよひ)も 3506新室(にひむろ)のこどきに至ればはだすすき穂に出(で)し君が見えぬこのころ 要旨…