つのさはふ石見の海の・・・巻第2-135~137

訓読 >>> 135つのさはふ 石見(いはみ)の海の 言さへく 唐(から)の崎なる 海石(いくり)にぞ 深海松(ふかみる)生(お)ふる 荒礒(ありそ)にぞ 玉藻(たまも)は生ふる 玉藻なす 靡(なび)き寝し子を 深海松の 深めて思へど さ寝し夜(よ)は 幾(いく)だもあらず 延(は)ふ蔦(つた)の 別れし来れば 肝(き…