山の端にいさよふ月の・・・巻第6-1008

訓読 >>> 山の端(は)にいさよふ月の出(い)でむかと我(あ)が待つ君が夜(よ)は更けにつつ 要旨 >>> 山の端でためらっている月のように、私が待っているあなたが(見えずに)、夜は更けていく。 鑑賞 >>> 忌部首黒麻呂(いむべのおびとくろまろ)が、友人の来るのが遅いことを恨んだ歌。忌部首黒麻呂は、天…