夕さらば潮満ち来なむ・・・巻第2-119~122

訓読 >>> 119吉野川行く瀬の早(はや)みしましくも淀(よど)むことなくありこせぬかも 120吾妹子(わぎもこ)に恋ひつつあらずは秋萩(あきはぎ)の咲きて散りぬる花にあらましを 121夕さらば潮(しほ)満ち来(き)なむ住吉の浅香(あさか)の浦に玉藻(たまも)刈りてな 122大船(おほふね)の泊(は)つる泊(とま…