秋の野を朝ゆく鹿の跡もなく・・・巻第8-1613

訓読 >>> 秋の野を朝ゆく鹿(しか)の跡(あと)もなく思ひし君に逢へる今宵(こよひ)か 要旨 >>> 秋の野を朝行く鹿の通った跡も分からないように、どこへ行ったか見当のつかなかったあなたに、お逢いできた今宵です。 鑑賞 >>> 賀茂女王(かものおおきみ)の歌。賀茂女王は、故左大臣、長屋王の娘。上2句は、鹿…