夢かと心惑ひぬ月まねく・・・巻第12-2955~2957

訓読 >>> 2955夢(いめ)かと心惑ひぬ月まねく離(か)れにし君が言(こと)の通へば 2956あらたまの年月(としつき)兼ねてぬばたまの夢(いめ)に見えけり君が姿は 2957今よりは恋ふとも妹(いも)に逢はめやも床(とこ)の辺(へ)去らず夢(いめ)に見えこそ 要旨 >>> 〈2955〉夢でないかと心が戸惑いました。幾…