真葛原なびく秋風吹くごとに・・・巻第10-2096~2099

訓読 >>> 2096真葛原(まくずはら)なびく秋風吹くごとに阿太(あた)の大野の萩(はぎ)の 花散る 2097雁(かり)がねの来鳴(きな)かむ日まで見つつあらむこの萩原(はぎはら)に雨な降りそね 2098奥山に棲(す)むといふ鹿(しか)の宵(よひ)さらず妻(つま)どふ萩(はぎ)の散らまく惜(を)しも 2099白露(し…