防人の歌(41)・・・巻第20-4356

訓読 >>> 我(わ)が母の袖(そで)もち撫(な)でて我(わ)がからに泣きし心を忘らえぬかも 要旨 >>> 私の母が、袖で頭を撫でてくれながら、私のために泣いてくれた。その気持ちは忘れようにも忘れられない。 鑑賞 >>> 上総国の防人、山辺郡(やまのへのこおり)の上丁、物部乎刀良(もののべのおとら)の歌。…