秋の穂をしのに押しなべ置く露の・・・巻第10-2256~2259

訓読 >>> 2256秋の穂(ほ)をしのに押しなべ置く露(つゆ)の消(け)かもしなまし恋ひつつあらずは 2257露霜(つゆしも)に衣手(ころもで)濡(ぬ)れて今だにも妹(いも)がり行かな夜(よ)は更(ふ)けぬとも 2258秋萩(あきはぎ)の枝(えだ)もとををに置く露(つゆ)の消(け)かもしなまし恋ひつつあらずは 22…