さ寝がには誰とも宿めど・・・巻第11-2780~2782

訓読 >>> 2780紫(むらさき)の名高(なたか)の浦の靡(なび)き藻(も)の心は妹(いも)に寄りにしものを 2781海(わた)の底 奥(おき)を深めて生(お)ふる藻(も)のもとも今こそ恋はすべなき 2782さ寝(ぬ)がには誰(たれ)とも宿(ね)めど沖つ藻(も)の靡(なび)きし君が言(こと)待つ吾(われ)を 要旨 …