滝の上の三船の山に・・・巻第3-242ほか

訓読 >>> 滝の上の三船(みふね)の山に居(ゐ)る雲の常(つね)にあらむと我(わ)が思はなくに 要旨 >>> 滝の上高く、三船の山に雲がかかっている。その雲のようにいつまでも生きられようとは、私は思わないことだ。 鑑賞 >>> 弓削皇子(ゆげのみこ)が吉野に遊ばれたときの歌。「滝」は激流の意で、離宮のあ…