背向に宿しく今し悔しも・・・巻第7-1412~1413

訓読 >>> 1412吾(わが)背子を何処(いづく)行かめとさき竹の背向(そがひ)に宿(ね)しく今し悔しも 1413庭つ鳥(とり)鶏(かけ)の垂(た)り尾の乱れ尾の長き心も思ほえぬかも 要旨 >>> 〈1412〉私の夫が、どこへも行くはずはないと思って、生前につれなくして後ろを向いて寝たりして、今となっては悔しくて…