朝霞鹿火屋が下に鳴くかはづ・・・巻第10-2265~2268

訓読 >>> 2265朝霞(あさかすみ)鹿火屋(かひや)が下(した)に鳴くかはづ声だに聞かば我(あ)れ恋ひめやも 2266出(い)でて去(い)なば天(あま)飛ぶ雁(かり)の泣きぬべみ今日(けふ)今日(けふ)と言ふに年ぞ経(へ)にける 2267さを鹿(しか)の朝(あさ)伏(ふ)す小野(をの)の草(くさ)若(わか)み…