大和の国のこころ、万葉のこころ
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鴨山の岩根し枕ける・・・巻第2-223
訓読 >>> 鴨山(かもやま)の岩根(いはね)し枕(ま)けるわれをかも知らにと妹が待ちつつあるらむ 要旨 >>> 鴨山の岩を抱いて死のうとしている私を、何も知らずに妻は待ち続けているだろう。 鑑賞 >>> 柿本人麻呂の歌。題詞に「石見国(いはみのくに)に在りて死に臨む時に、自ら傷(いた)みて作る歌」とあり…