我が蒔ける早稲田の穂立・・・巻第8-1624~1626

訓読 >>> 1624我(わ)が蒔(ま)ける早稲田(わさだ)の穂立(ほたち)作りたる蘰(かづら)ぞ見つつ偲(しの)はせ我(わ)が背(せ) 1625我妹子(わぎもこ)が業(なり)と作れる秋の田の早稲穂(わさほ)のかづら見れど飽(あ)かぬかも 1626秋風の寒きこのころ下(した)に着む妹(いも)が形見(かたみ)とかつ…