つのさはふ磐余も過ぎず泊瀬山・・・巻第3-282

訓読 >>> つのさはふ磐余(いはれ)も過ぎず泊瀬山(はつせやま)いつかも越えむ夜(よ)は更けにつつ 要旨 >>> まだ磐余の地も過ぎていない。こんなことでは、泊瀬の山を越えるのはいったいいつになるだろう。夜はもう更けてしまったというのに。 鑑賞 >>> 春日蔵首老(かすがのくらびとおゆ)の歌。春日蔵首老…