草壁皇子が薨じた時に舎人等が悲しんで作った歌(3)・・・巻第2-185~189

訓読 >>> 185水(みな)伝ふ礒(いそ)の浦廻(うらみ)の岩つつじ茂(も)く咲く道をまたも見むかも 186一日(ひとひ)には千(ち)たび参りし東(ひむがし)の大き御門(みかど)を入りかてぬかも 187つれもなき佐田(さだ)の岡辺(をかへ)に帰り居(ゐ)ば島の御橋(みはし)に誰(た)れか住まはむ 188朝ぐもり日…