風早の美穂の浦廻の白つつじ・・・巻第3-434~437

訓読 >>> 434風早(かざはや)の美穂(みほ)の浦廻(うらみ)の白つつじ見れども寂(さぶ)しなき人思へば (或いは「見れば悲しもなき人思ふに」と云ふ) 435みつみつし久米(くめ)の若子(わくご)がい触れけむ礒(いそ)の草根(くさね)の枯れまく惜しも 436人言(ひとごと)の繁(しげ)きこのころ玉ならば手に…