かくしてやなほや退らむ・・・巻第4-700

訓読 >>> かくしてやなほや退(まか)らむ近からぬ道の間(あひだ)をなづみ参来(まゐき)て 要旨 >>> こうまでして来てやっぱりむなしく帰って行くのかな、近くもない道のりを苦労してやって来て。 鑑賞 >>> 大伴家持が、娘子(おとめ)の家の門に着いた時に作った歌。「かくして」は、このようにして。「や」…