心には思ひわたれどよしをなみ・・・巻第4-714~717

訓読 >>> 714心には思ひわたれどよしをなみ外(よそ)のみにして嘆きぞ我(わ)がする 715千鳥(ちどり)鳴く佐保(さほ)の川門(かはと)の清き瀬を馬うち渡(わた)し何時(いつ)か通はむ 716夜昼(よるひる)といふ別(わ)き知らず我(あ)が恋ふる心はけだし夢(いめ)に見えきや 717つれもなくあるらむ人を片思…