はなはだも降らぬ雨故に・・・巻第7-1370~1372

訓読 >>> 1370はなはだも降らぬ雨(あめ)故(ゆゑ)にはたつみいたくな行きそ人の知るべく 1371ひさかたの雨には着ぬを怪しくも我(わ)が衣手(ころもで)は干(ふ)る時なきか 1372み空行く月読壮士(つくよみをとこ)夕(ゆふ)去らず目には見れども寄る縁(よし)もなし 要旨 >>> 〈1370〉そんなに激しく降る雨…