吾妹子が何とも吾を思はねば・・・巻第11-2783~2786

訓読 >>> 2783吾妹子(わぎもこ)が何とも吾(われ)を思はねば含(ふふ)める花の穂(ほ)に咲きぬべし 2784隠(こも)りには恋ひて死ぬとも御園生(みそのふ)の韓藍(からあゐ)の花の色に出でめやも 2785咲く花は過ぐる時あれど我(あ)が恋ふる心の中(うち)は止む時もなし 2786山吹(やまぶき)のにほへる妹(い…