神代より吉野の宮にあり通ひ・・・巻第6-1005~1006

訓読 >>> 1005やすみしし 我(わ)が大王(おほきみ)の 見(め)したまふ 吉野の宮は 山高み 雲そたなびく 川速み 瀬の音(おと)ぞ清き 神(かむ)さびて 見れば貴(たふと)く 宜(よろ)しなへ 見ればさやけし この山の 尽きばのみこそ この川の 絶えばのみこそ ももしきの 大宮所(おほみやところ) 止(や)む時…