明日香川瀬々の玉藻のうち靡き・・・巻第13-3266~3267

訓読 >>> 3266春されば 花咲きををり 秋づけば 丹(に)の穂(ほ)にもみつ 味酒(うまさけ)を 神奈備山(かむなびやま)の 帯(おび)にせる 明日香(あすか)の川の 速き瀬に 生(お)ふる玉藻(たまも)の うち靡(なび)き 心は寄りて 朝露(あさつゆ)の 消(け)なば消(け)ぬべく 恋ひしくも 著(しる)くも逢…