闇の夜は苦しきものを何時しかと・・・巻第7-1373~1375

訓読 >>> 1373春日山(かすがやま)山高からし石(いわ)の上(うへ)の菅(すが)の根見むに月待ち難(かた)し 1374闇(やみ)の夜(よ)は苦しきものを何時(いつ)しかと我(あ)が待つ月も早(はや)も照らぬか 1375朝霜(あさしも)の消(け)やすき命 誰(た)がために千歳(ちとせ)もがもと我(わ)が思はなく…