天離る鄙にある我れをうたがたも・・・巻第17-3949~3951

訓読 >>> 3949天離(あまざか)る鄙(ひな)にある我(わ)れをうたがたも紐(ひも)解(と)き放(さ)けて思ほすらめや 3950家にして結(ゆ)ひてし紐を解き放けず思ふ心を誰(た)れか知らむも 3951ひぐらしの鳴きぬる時は女郎花(おみなへし)咲きたる野辺(のべ)を行きつつ見べし 要旨 >>> 〈3949〉遠い田舎に…