大和の国のこころ、万葉のこころ
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ここにしてそがひに見ゆる我が背子が ・・・巻第19-4207~4208
訓読 >>> 4207ここにして そがひに見ゆる 我(わ)が背子(せこ)が 垣内(かきつ)の谷に 明けされば 榛(はり)のさ枝に 夕されば 藤の繁(しげ)みに はろはろに 鳴く霍公鳥 我が宿の 植木橘(うゑきたちばな) 花に散る 時をまだしみ 来鳴かなく そこは恨みず しかれども 谷(たに)片付(かたづ)きて 家(いへ)…