宇野常寛「遅いインターネット」 読むと書く、往復で鍛える|好書好日

走る著者を見かけたことがある。私も同じ高田馬場の住民で、宇野さんのランニングコースである新国立競技場までの道のりには馴染(なじ)み深い。走りながら書いたという本書には、どんな思考の痕跡が刻まれているのか。 ビジョンなき東京オリンピッ...